人型ロボットと身体性AIの最大調達はSkild AIの14億ドル、2026年は資金がロボットの体から頭脳へ移った
ROBOTNESSが検証した2025年1月以降の人型ロボットと身体性AI(embodied AI)の資金調達で最大はソフトバンクが主導したSkild AIの14億ドルのシリーズC、2位はParkway Venture Capitalが主導したFigure AIの10億ドルのシリーズCだった。金額が開示された22件、計58億5900万ドルのうち2025年は人型ロボットメーカーが70%を得たが、2026年はロボット基盤モデルの開発企業が71%を占めた。日本勢はソフトバンクとトヨタ系が上位案件を主導し、主導した案件の合計は開示総額の29.1%に達した。
2025年以降の人型ロボットと身体性AI分野で最大の資金調達は、Skild AIが2026年1月14日に発表した14億ドルのシリーズCだ。ソフトバンクが主導し、調達後の企業価値は140億ドルだった。2位はFigure AIが2025年9月16日に公表した10億ドルのシリーズCで、Parkway Venture Capitalが主導し、調達後評価額は390億ドルだった。ROBOTNESSが2025年1月1日以降に検証した金額開示済みの22件、計58億5900万ドルのうち、この2件で41%を占める。
このランキングはROBOTNESSが一次情報で確認したデータだけで作成しており、市場全体ではない。基準日は2026年10月1日で、数字はすべて企業や投資家が開示したもので推計は含まない。データからは誰が最も多く調達し、誰が主導投資家だったかが分かる。個別の発表を追うだけでは見えにくい変化も浮かぶ。2025年はロボットの体に、2026年はロボットの頭脳に資金が向かった。日本の投資家はこの流れの中で、韓国や欧州の事業会社とは異なる位置に立っている。
37件のうち金額開示は22件
ROBOTNESSのデータベースで2025年1月1日から2026年9月30日までに発表されたデモ以外の資金調達は37件ある。うち14件はドル建ての金額が開示されていない。NEURA RoboticsのシリーズBとシリーズC、Physical IntelligenceのシリーズB、AgiBotとGalbotの調達、UBTechの3回の新株割当、Unitreeの科創板上場、キビテク(Qibitech)のシリーズBなどだ。ROBOTNESSは「最大」の上限額、非開示額、円やウォンなど現地通貨だけで示された金額を推計や換算をせず空欄とする。Persona AIのForm D届出(私募で6540万ドル販売)は価格の付いたラウンドではないため合計から除いた。FieldAIの4億500万ドルは連続2ラウンドの合算値で1件と数えた。
22件の平均は2億6600万ドル、中央値は1億5100万ドル。上位2件で41%、上位5件で64%、上位10件で87%を占め、少数の大型案件が総額を押し上げた。調達後評価額を開示したのは22件中5件にとどまる。
- Skild AI
- 米国
- 身体性AIモデル開発
- シリーズC
- 2026-01-14
- 1400
- 14
- SoftBank
- Figure AI
- 米国
- 人型ロボットメーカー
- シリーズC
- 2025-09-16
- 1000
- 39
- Parkway Venture Capital
- Apptronik
- 米国
- 人型ロボットメーカー
- シリーズA延長
- 2026-02-11
- 520
- データなし
- データなし
- FieldAI
- 米国
- 身体性AIモデル開発
- 連続2ラウンド合算
- 2025-08-20
- 405
- データなし
- データなし
- Generalist AI
- 米国
- 身体性AIモデル開発
- グロース
- 2026-06-04
- 400
- データなし
- Radical Ventures
- Apptronik
- 米国
- 人型ロボットメーカー
- シリーズA
- 2025-02-13
- 350
- データなし
- B Capital, Capital Factory
- General Intuition
- 米国
- 身体性AIモデル開発
- シリーズA
- 2026-06-25
- 320
- データなし
- Khosla Ventures
- Walden Robotics
- 米国
- 身体性AIモデル開発
- シード
- 2026-07-15
- 300
- 1.1
- Deviation Capital, Toyota Motor, Toyota Ventures, Toyota Invention Partners
- General Intuition
- 米国
- 身体性AIモデル開発
- 名称なしラウンド
- 2026-09-29
- 220
- データなし
- データなし
- EngineAI
- 中国
- 人型ロボットメーカー
- シリーズB
- 2026-04-10
- 200
- データなし
- Henan Investment Group Huirong Fund, Luxshare Precision
- Humanoid
- 英国
- 人型ロボットメーカー
- シリーズA
- 2026-07-21
- 152
- 1.35
- Prime Movers Lab
- SiMa.ai
- 米国
- エッジAI半導体
- シリーズC
- 2026-09-28
- 150
- 1.45
- Amplify, Fidelity Management & Research
- Dyna Robotics
- 米国
- 身体性AIモデル開発
- シリーズA
- 2025-09-15
- 120
- データなし
- CRV, First Round Capital, Robostrategy
- Genesis AI
- フランス
- 身体性AIモデル開発
- 創業ラウンド
- 2025-06-30
- 105
- データなし
- Eclipse, Khosla Ventures
- Generative Bionics
- イタリア
- 人型ロボットメーカー
- シード
- 2025-12-09
- 81
- データなし
- CDP Venture Capital
出所:ROBOTNESS検証済み資金調達データ(デモ除外、一次情報)、2026年10月1日時点。開示値で推計なし。調達後評価額と主導投資家は非開示なら空欄。FieldAIは連続2ラウンドの合算。Persona AIのForm D届出とドル建て金額非開示の14件を除く。市場全体ではなくROBOTNESSのカバレッジ。
2026年10月1日時点
上位15件で2件以上を主導したのはKhoslaだけ
上位15件のうち12件は一次情報に主導投資家が明記されている。Apptronikの5億2000万ドルのシリーズA延長、FieldAIの4億500万ドル、General Intuitionが2026年9月29日に発表した2億2000万ドルは参加投資家のみが示された。ソフトバンクがSkild AIを、Radical VenturesがGeneralist AIの4億ドルを主導した。トヨタ自動車、トヨタベンチャーズ、Toyota Invention PartnersはDeviation Capitalと共に、トヨタ リサーチ インスティテュート(TRI)から独立したWalden Roboticsの3億ドルのシードを共同主導した。中国EngineAIの2億ドルのシリーズBは受託製造大手の立訊精密(Luxshare Precision)が河南省のファンドと共同主導した。2件を主導したのはGeneral IntuitionのシリーズAとGenesis AIの創業ラウンドを率いたKhosla Venturesだけだった。
最も多く登場する投資家は主導役を担っていない。NVIDIAは直接またはNVenturesを通じて37件中7件に参加したが、主導は1件もない。うち金額開示の6件は計36億2500万ドルで、開示総額の62%に当たる。韓国のLG系やサムスン系、ドイツのBoschやSchaeffler、Mercedes-Benzも参加にとどまった。対照的に日本勢は主導に回った。ソフトバンク(Skild AI)とトヨタ系(Walden Robotics、Tangent Robotics)が主導した3件の合計は17億450万ドルで、開示総額の29.1%に達する。
- ソフトバンク
- Skild AI
- シリーズC
- 2026-01-14
- 1400
- 主導
- トヨタ自動車、トヨタベンチャーズ、Toyota Invention Partners
- Walden Robotics
- シード
- 2026-07-15
- 300
- 共同主導
- 日本郵政キャピタル
- Apptronik
- シリーズA追加クローズ
- 2025-03-18
- 53
- 参加
- トヨタベンチャーズ
- Tangent Robotics
- プレシード
- 2026-09-30
- 4.5
- 共同主導
- JICベンチャー グロース インベストメンツ
- キビテク
- シリーズB
- 2026-09-30
- データなし
- 参加
- 住友商事系ベンチャーキャピタル(SVP Open Innovation Fund 1)
- キビテク
- シリーズB
- 2026-09-30
- データなし
- 参加
ROBOTNESS検証済みデータ、2026年10月1日時点。ラウンド金額はラウンド全体の開示額で、日本の投資家の個別出資額ではない(多くは非開示)。日本勢主導3件の合計1704.5百万ドル / 開示総額5859百万ドル = 29.1%。円建てのみの金額は空欄。開示値で推計なし。
2026年10月1日時点
2026年、資金は体から頭脳へ
ROBOTNESSは各社を主力製品で分類した。人型ロボットメーカーはFigure AI、Apptronik、EngineAI、Humanoid、Generative Bionics、Persona AI。身体性AIモデルの開発企業はSkild AI、FieldAI、Generalist AI、General Intuition、Walden Robotics、Genesis AI、Dyna Roboticsだ。2025年は開示額21億6450万ドルのうち人型ロボットメーカーが15億1100万ドル、70%を得た。2026年1〜9月は逆転し、モデル開発企業が36億9450万ドルのうち26億4000万ドル、71%を占め、メーカーは8億7200万ドル、24%にとどまった。
- 身体性AIモデル開発
- 4
- 653.5
- 5
- 2640
- 3293.5
- 56.2
- 人型ロボットメーカー
- 5
- 1511
- 3
- 872
- 2383
- 40.7
- エッジAI半導体
- 0
- 0
- 1
- 150
- 150
- 2.6
- その他(ビジョン、運用ソフト、ロボットハンド、手術)
- 0
- 0
- 4
- 32.5
- 32.5
- 0.6
- 合計
- 9
- 2164.5
- 13
- 3694.5
- 5859
- 100
分類はROBOTNESS企業プロフィールの主力製品に基づく。構成比 = 分類合計 / 5859百万ドル、小数第1位で四捨五入。開示値で推計なし、2026年10月1日時点。
2026年10月1日時点
評価額の伸びが逆転の一因だ。Skild AIの調達後評価額は2024年7月のシリーズAの15億ドルから2026年1月に140億ドルとなり、554日で9.3倍になった。Walden Roboticsは最初のラウンドで11億ドルの評価を得た。Dyna Roboticsは2350万ドルのシードから1億2000万ドルのシリーズAまで174日だった。地域の偏りはさらに大きい。
開示額の9割が米国企業、日本企業のドル建て開示はゼロ
本社所在地別では米国企業が16件、53億100万ドルで開示総額の90.5%を占めた。中国はEngineAIの1件、英国はHumanoidの1件だった。日本企業のドル建て開示案件はない。キビテクは2026年9月に約6億円のシリーズBを発表し、日本の官民ファンドJICベンチャー グロース インベストメンツと住友商事系のベンチャーキャピタルが引き受けたが、円建てのため本集計には入らない。日本政府は3月、2040年に世界シェア30%、市場規模20兆円を目指すAIロボティクス戦略を決めた。日本の資金は海外の頭脳に向かい、国内の新興企業への大型投資はまだ数字に表れていない。
ROBOTNESS分析
2025〜2026年の大型ロボット投資は機械よりモデルを買い、日本の資本はソフトバンクとトヨタを通じて価格を決める側に立ったが、その資金の行き先は日本企業ではなく米国の頭脳だった。
根拠は三つある。2026年の開示額の71%がモデル開発企業に向かい、2025年の30%から急伸した。日本勢が主導した3件はいずれも米国企業で、合計17億450万ドルは開示総額の29.1%に当たる。一方で日本企業のドル建て開示案件はゼロで、キビテクの約6億円が国内案件の代表例にとどまる。
最も有力な反論は、体と頭脳の境界が曖昧だという点だ。Figure AIは自社モデルHelixを開発し、GoogleはApptronikの3回の調達すべてに参加した。サンプルは22件と小さくドル建てに偏るため、円や人民元で発表されるハードウエア投資を過小評価する。
強気シナリオでは、トヨタが主導したWalden Roboticsの大規模行動モデルがトヨタの工場で実証され、ファナックや安川電機、川崎重工業がNVIDIAやGoogleと進める物理AI連携と組み合わさって、日本の部品と生産現場が米国モデルの最大の実装先になる。Skild AIは2026年9月に年間経常収益が1億ドルを超えたと発表しており、他社製ロボットでモデルが課金できることを示し始めた。
弱気シナリオでは、モデルの利益は米国企業に集まり、日本の産業用ロボットメーカーは減速機やサーボなど部品の価格競争に追い込まれる。2027年の量産立ち上げが遅れれば、1件目から10億ドル超の評価を得た企業ほど打撃が大きい。
検証すべき日付付きのシグナルは次の三つだ。
- 2027年1月上旬:ROBOTNESSが第4四半期の調達を反映してランキングを更新する。人型ロボットメーカーの5億ドル超の案件が出れば2026年の偏りは弱まる。
- 2027年4月30日まで:Unitreeの科創板上場後初の年次報告。上場人型ロボットメーカーの監査済み通期数値が、非上場の評価額を測る物差しになる。
- 2027年4〜5月:ファナックと川崎重工業の2027年3月期決算発表。物理AI関連の受注や提携の成果がどこまで数字に出るかを確かめる。
- Skild AI、シリーズC 14億ドル(2026年1月14日、主導ソフトバンク)
- Figure AI、シリーズC 10億ドル(2025年9月16日、主導Parkway Venture Capital)
- 2025年1月1日〜2026年9月30日の金額開示22件
- 58億5900万ドル、中央値1億5100万ドル
- モデル開発企業71%、人型ロボットメーカー24%
- 3件(Skild AI、Walden Robotics、Tangent Robotics)、計17億450万ドル、開示総額の29.1%
- 0件(キビテクは約6億円を円建てで発表)
- 37件中7件に参加、主導0件
- 2026年10月1日、開示値で推計なし
なぜ重要か
日本のロボット新興企業と投資家にとって、このデータは噂ではない開示済みの基準になる。2025年以降に検証した人型ロボットと身体性AIの調達の中央値は1億5100万ドル、平均は10億ドル超の2件に押し上げられて2億6600万ドルだ。2026年に限るとモデル開発企業の中央値は3億2000万ドル、人型ロボットメーカーは2億ドル。国内企業が海外投資家と交渉する際は平均ではなく同じ分類の中央値を参照すべきだ。
ラウンド金額を調達後評価額で割ると、そのラウンドで手放した持ち分の上限(全額新株と仮定)が分かる。Figure AIは2.6%、Skild AIは10.0%、SiMa.aiは10.3%、Humanoidは11.3%、Walden Roboticsは27.3%だった。トヨタ系が共同主導したWaldenは、最初のラウンドで4分の1超を外部に出した計算になり、主導投資家の発言力は相応に大きい。
人手不足が深刻な日本の製造業にとっては、資金がどこに向かうかが導入する技術の選択肢を決める。2026年の資金の7割が汎用モデルに向かったことは、国内工場が今後、自社でロボットを教え込むより、外部のモデルを購入して載せる形に移る可能性を示している。
競合分析
日本勢が主導した2社は性格が異なる。Skild AIは多様なロボットで動く単一の頭脳を掲げ、累計開示額は17億ドルに達する。Walden RoboticsはTRIの大規模行動モデルを基に工場向け汎用ロボットを作る。ソフトバンクは汎用ソフトに、トヨタは自社の生産現場に直結する用途に賭けた形だ。
競合のモデル企業は学習データで差別化している。Generalist AIはウエアラブル機器で集めた人の動作データ、General Intuitionは操作ラベル付きのゲーム映像、Genesis AIは自社シミュレーションデータ、FieldAIは非構造の産業現場向けモデルを使う。Dyna Roboticsは商用ロボットに自社モデルを載せて稼働させている。
日本の既存メーカーは別の道を選んだ。ファナックはGoogleのIntrinsicやGemini、NVIDIAとの連携を広げ、安川電機はGoogle DeepMindのモデルをMOTOMAN NEXTに組み込み、川崎重工業はサンノゼに物理AI拠点を開いた。富士通はファナック、安川電機、川崎重工業と組みNVIDIAの技術で物理AI基盤を作る。出資ではなく提携でモデルを取り込む戦略で、今回の資金調達データには表れない。
企業価値の背景
調達後評価額を開示した5件について、評価額をROBOTNESSデータベース上の累計開示調達額で割ると、投資1ドル当たりの評価が分かる。Figure AIは22.3倍(390億/17億4500万ドル)、Humanoidは8.9倍(13億5000万/1億5200万ドル)、Skild AIは8.2倍(140億/17億ドル)、Walden Roboticsは3.7倍(11億/3億ドル)だった。
Skild AIの評価額は554日で9.3倍になった。同社は2026年9月に年間経常収益が1億ドルを超えたと発表しており、1月の評価額をこの値で割ると最大140倍となる。他社がロボットを出荷して初めて売上が立つ事業に、ソフトウエア並みの倍率が付いている。
日本の上場ロボットメーカーの時価総額とは比較しない。時価総額と非上場ラウンドの開示評価額、推計値は性格の異なる数字で、ROBOTNESSは混用しない。
サプライチェーンへの影響
主導投資家や事業会社の顔ぶれはハードウエアの供給網と重なる。立訊精密はEngineAIを、CATLはGalbotを共同主導し、軸受や駆動系を手がけるSchaefflerとBoschはNEURA RoboticsとHumanoidに出資した。Mercedes-BenzはApptronikに2回参加した。部品メーカーや自動車メーカーが人型ロボットの部品表に早く入り込もうとしている。
日本の部品メーカーにとって、減速機、サーボモーター、センサーは人型ロボットの中核部品だが、今回の大型ラウンドの投資家名簿に日本の部品大手の名前はない。出資で関係を作る中国や欧州の部品会社に比べ、供給契約の獲得で後れを取る懸念がある。政府の2040年目標は、この部品の強みを世界シェアにつなげられるかにかかっている。
計算資源も供給網の一部だ。NVIDIAは7件に参加し、Figure AIは2026年9月、Nscaleに最大10万基のNVIDIA Vera Rubin GPU向けに35億ドルを約束したと発表した。これは同社の開示済み調達額17億4500万ドルの2倍に当たる。
今後の注目点
開示が順位を最も大きく変える。NEURA Roboticsの「最大14億ドル」のシリーズCが確定額になる、Physical IntelligenceがシリーズBの規模を開示する、Persona AIが最終Form Dを出す、といった動きがあれば合計が変わる。
国内では、キビテクの調達資金の使途、トヨタ系が主導したWalden Roboticsのトヨタ工場での実証の有無、2027年4〜5月のファナックと川崎重工業の決算を確認する。
海外では、Agility Roboticsが2026年9月4日にChurchill Capital XIとの合併によるナスダック上場に向けS-4を提出した。上場すれば非上場評価額と比べられる人型ロボットメーカーの株価が生まれる。Unitreeは2027年4月30日までに上場後初の年次報告を出す。
アナリストの見方
見立て:2025〜2026年のロボット投資は人型ハードウエアから身体性AIモデルへ移った。日本の資本は主導役として価格決定に加わったが、投資先は米国企業で、国内新興企業の大型調達は生まれていない。確度:中。
高としない理由:22件中2件が41%を占め、第4四半期に大型のハードウエア案件が1件出れば2026年の構成比は変わる。ドル建てと英語の発表に偏るため、円や人民元のハードウエア投資は過小評価される。分類はROBOTNESSの判断で、人型ロボットメーカーの多くもモデルを開発している。
低としない理由:金額構成、2026年の2億ドル超案件の件数(モデル5件、ハードウエアはApptronikの延長1件)、評価額の伸びが同じ方向を示す。人型ロボットメーカーの5億ドル超の案件や、日本企業のドル建て大型調達が出れば判断を見直す。
問うべき論点
ソフトバンクへ:Skild AIの主導投資は、グループの他のロボット事業や半導体投資とどう結び付くのか。
トヨタへ:Walden Roboticsの大規模行動モデルをトヨタの工場にいつ、どの工程で導入するのか。Tangent Roboticsの触覚ハンドとの組み合わせは想定しているか。
日本郵政キャピタルへ:Apptronikへの参加は物流現場での導入を視野に入れたものか。
キビテクへ:約6億円のシリーズBで、メーカーを問わないロボット制御の海外展開をどこまで進めるのか。
